レンドフルールもそうだったんだけど、悲恋を宣伝文句にしなくていいとおもう。
キャラ紹介でツンデレとかドSって書いてあるのと似てるのかも。
ずっと楽しみにしていた百花百狼の黒雪ルートの感想だよ!
ネタバレだよ!
黒雪は他のルートで自己犠牲マン!!!って感じだったけど、自ルートではゴリゴリに自分のことしか考えてなかったから最高でした!!
わたしは欲しいものは絶対に手に入れる男がすきだよ。
いつものようにジジィが死んだので、犯人にされた槐とそれを牢屋から助けた黒雪で逃避行。
月下丸・蝶治郎と違って胸糞展開じゃないからイチャコラがかわいいです。
子供の頃から悪戯っ子だった黒雪の、子供の頃とは違う悪戯。
チューする振りをする黒雪に目を瞑って受け入れ体制の槐たんかわいいなw
黒雪が夜まで不在にして、不安になった槐たんにごめんねよしよしするのも萌えた。月下丸に引き続き過保護なのもかわいい。
すりすり甘えてくる猫みたいな黒雪もかわいい。
逃避行の間に挟まれるどう考えても付き合ってるやろー!というイチャコラがかわいかった。
そばにいれるだけでしあわせそうな黒雪だけど時々「こっちが本物でいいんだよね」とか不穏なことをいったり「忘れること」に敏感だったり匂わしてはくるけどね。
逃避行のふたりは一蓮托生で、黒雪いわく「オレとおまえのふたりだけ 強い縁でつながってるんだ」とのこと。
初めから黒雪は槐たんだいすきなので
「ねぇ、はやくオレのことすきになってよ」
「この世にオレとおまえだけだったらいいのにね」というのだけど、このときの飴色の瞳が忘れらない。
強がってるのに不安そうにゆらゆら揺れてる飴色の瞳はなにをうつしてるんだろう。黒雪はなにを抱えているんだろうって覗き込むんだけど、透き通らない。
敵から逃げては、存在を確認するかのように手を絡め、髪を撫で、頬と頬をくっつける。絶対に槐を離さない黒雪。
あからさまな黒雪の洗脳セリフにはオイオイと思うんだけど、「オレがたたかってあげる」という黒雪に「たたかわなくていいです」と言い切る槐たん可愛い。
槐たんにとっても黒雪が大事だから、黒雪が自分を蔑ろにしてまで自分のために戦うのは嫌だというのはいじらしかった。
そして、ああこれって月下丸ルートと正反対だな、と。月下丸の「俺にとって貴方はなによりも重いのに、貴方にとっては軽い。貴方の存在は何にも代えがたく重いものなんです」というセリフを思い出していた。
徐々に不協和音が聞こえてくるけど、それでも槐を離そうとしない黒雪。こういう子がわたしはすきだよ。絶対にヒロインを自分から離さない子。
他の人と関わりを持とうとした槐に、笑顔だけど感情のない声で引き止める黒雪。
わたしはここの下野くんの演技がだいすきだ。
ここから、萎えターーーーーン。
甲賀の仲間がやってきて、槐は黒雪に洗脳されてるの!依存してるの!黒雪は悪い奴!って言ってくる。
でもさ、なんかちょっと違うんだよね。
確かに黒雪はみんなを攻撃して槐を連れ去ったかもしれない。ジジィ殺しの罪を槐にかぶせたかもしれない。
でもさ、甲賀のみんなは黒雪のことは信じないの?って萎えた。
同じことを月下丸がしたら、月下丸は純粋に槐を助けてる。槐が大事すぎて、槐を助けて逃げようとして、それを止めた自分たちを攻撃したってなると思うんだよね。(どのルートでも槐が捕まった後、槐のことは助けるなって里から命令が出るから、月下丸が飛び出そうとすると蝶治郎が攻撃したりする)
それと、槐のことはジジィ殺すわけない犯人じゃないって信じるのに、黒雪なら殺すって思うんだね!理由があるとか考えないんですね。
わたしには全く理解できなかった!
だって、それってシナリオで魅せずに設定が透けてるんだもん。
甲賀の仲間が、黒雪が槐のことが好きで2人きりになりたいがためにジジィ殺して逃げる理由つくって洗脳してる、、って言うんだけど、なんでそれがわかるの?
それがわかるのって設定考えた人だけだよね。
普通にあの状況で黒雪が槐を連れて逃げたら、黒雪が犯人だったとしてもだよ。
何か理由があってジジィを殺したけど それが槐のせいになってしまった。でも自分も捕まるわけにはいかないし槐はもちろん助けたいから、仕方なく2人で逃げてるってなるよね?
なのに、黒雪が槐が好きすぎて2人になりたくてジジィ殺して洗脳するために連れ回してる。って、どんだけ黒雪を悪者にしたいんだよwwって萎えましたね!めちゃくちゃ歪んだ考え方じゃない?
同じ里の仲間とはとても思えないね!
槐と黒雪を引き離すにしても、黒雪が犯人なんだよ、危険だから離れなよ!でよかったよね!
このルートのテーマはきっと依存なんだろうけど、それを外野がお前らは共依存だ!愛じゃない!と言ってきても・・・。
別に共依存してることなんてプレイヤーはわかってますので、黙っていて欲しかったです!こういうことされるとめちゃくちゃ萎えます!
無理やり外野に離されてまわりが黒雪殺す!黒雪捕らえる!ってなってるから、そんなの普通に考えて心配するのは当たり前なのに
「幼子のようだよ」
「いつからこんな腑抜けちゃったの」
「黒雪黒雪ってちゃんと自分で考えてるの?」
「もっとしっかりしなさいよ」
とか喚く外野!なんなのかな?
別に槐はそんな取り乱してもないし、冷静だったのに。
外野の方がしっかりした方がいいよね。みんな突然サイコパスになったのかな?って思ったよ。こわいね?はやく黒雪にあいたいね!ってなったよ。こわかったー!
まあ、そんなわけで怒涛の萎えと文句がきたんだけど笑
そこからは萌えたよ、ありがとう黒雪。槐たん。
槐がしっかりしていて、洗脳ではなく黒雪のもとに、ジジィ殺しの本当の犯人を探しに行くと言ってくれてよかったです。槐が光だった。
予想はしてたけど黒雪は8年間のひどい修行と術のせいで記憶がない。でもそんななか、槐のことだけ覚えていて槐だけが光だった。
わかる、わかるよ。槐は光だよね。他の仲間のことは忘れてても仕方ないよ。覚えていたとしても、黒雪のことを嫌な目で見る人だからね(根に持ってる)
依存ではなく恋だと言い切る黒雪と同じ気持ちだという槐。わたしは2人の気持ちにシンクロしていて、手を取り合った2人の間に生まれた気がした。そんなわけないけど。
ここから、槐の世界をきれいなままにしたい黒雪は自分だけで行動しようとするんだけどそこに、一蓮托生だよ、と序盤の黒雪のセリフをそっくりそのまま返す槐が可愛くて、やはり光だった。
暗闇の中に影を探すことしかしなかった黒雪に差し込む槐。
一方的に槐に恋い焦がれて憧れていたと思っていた黒雪に「あなたがいない平和な世界で暮らしていてわたしは笑顔になれません」と笑う槐。どれだけ黒雪の光なのかと。
でもその言葉は、槐にとっても黒雪が光だということなのだ。
黒雪はまさか自分が誰かの光になることなんて考えてもみなかったんだろうなあ。
身勝手に攫うよ、という黒雪に
身勝手なんかじゃない、わたしも望んでるという槐はわたしのだいすきなヒロインだった。
一蓮托生、いい言葉だね。
2人で生きていくってそういうことなんだろうな。自分が相手を大事に思う時、実は相手も自分を大事に思ってくれてる、て忘れがちだよね。
相手を大事に思うのであれば、自分のことも大事にしないといけない。
それをこれから噛み締めて生きていく黒雪を想って感想おわり。