ぶっこみりこちゃん

乙女ゲームのネタバレ感想

スチームプリズン 感想

全然スチプリに関係ないけどPCゲー、買うハードルなんとなく高いし、PCつけるの面倒だけどいざプレイするとマウスくるくるするだけだから楽・・・。
私布団にくるまって乙女ゲームプレイしたいので、vitaだと寒いんだよね。手を布団から出さないといけないからね。
その点PCゲーはお布団の中にマウスをいれてくるくるするからあったかいね・・・。
暗転のたびに自分の不細工なニヤけ顔が画面にうつることもないしね。はぁ、PS2時代に戻りたい。

 

では、スチプリの感想。ネタバレです!!

スチプリ、不条理をつめこんだゲームだと思う。ここまで乙女ゲームで甘くない(というのは恋愛的な意味ではなく置かれる状況・結末的な意味で)のはなかなかないと思う。
キルスがお世話になった親子はアッサリ殺されるわ(普通子供殺さんくない?www)かつてのパートナーのフィンを殺す選択をしないと愛する相手がフィンに殺されるわ、
基本的に攻略対象もヒロインも(フィンも)めちゃくちゃひどい目に遭うwww
思わず語尾にwwwとつけてしまうほど、ほんとボコボコにされる。ボコボコというとなまぬるいな。まじで拷問される。拷問グロ系NGの私は結構しんどかったくらい。
なんせヒロインの選択肢に「指だけでは生ぬるい」があるくらいなのでね。

 

攻略対象が地区代表だったり、聖人だったり、その国にかかわる問題もあって結構難しい題材。
もちろんそういった乙女ゲームは多くて、ご都合主義なことも多い。え、こんな簡単に解決するとか今までの苦労はなんだったんだ!?的な。

私はご都合主義とか、あんまり納得できなくてもそこに萌えがあればまぁオッケーみたいな頭からっぽお花畑女なので、それでもいいんだけど。
スチプリはそこも甘えがない。理想論を攻略対象がみんなの前で宣言すれば、賛同もらえて全部解決イエーイみたいなのを想定してたんだけどスチプリも場合はそんなこと許してくれない。
たとえば聖人ユネたまがこの国の現状を批判して愛を説いても、容赦なく下界送りにされるわ、下界の人間に半殺しにされるわ、挙句の果てに監禁されて人体実験(笑)書き連ねるとちょっと笑えるくらい。しかもこれバッドエンドじゃないからね。
もちろん全体的にみるとご都合主義な部分もあるんだろうけど、甘え絶対に許さない姿勢がプレイしてて楽しかったです。
それからフィンに親でも殺されたのか?ってくらいフィンがかわいそうな目にあってかわいそうすぎて思わず笑ってしまってごめんな・・・。
ラブラブしてるキルスを見て発狂するのもはや持ちギャグみたいに思えてしまった(そんなコミカルなシーンではない。)
普通そんなひどいことしないでしょ?ってことも平気でしてくれるので、先が読めなくて楽しかったです。

 

ひどい目に遭うゲームだからもちろんバッドエンドでもボコスカ死ぬんだけど、ただ死ぬだけじゃなく印象に残るエンドが多かったな。

個人的に好きなのはウルリクのバッド。特に最後のページ。
ウルリクは自由に見えて、長く続いてきたフェリエ家の責任(というのはベストじゃない気もするけど、ほかに言葉が思いつかない)に縛られ続けていた。
そこからようやく解放されたすがすがしい表情と声を発したウルリクが印象的だった。
心残りがエルトだけなのもなんだか好き。乙女ゲームというよりキャラ単体のバッドエンドな感じもでそれが好き。
それから、ウルリクは自殺をする勇気がないところもすき。

 

ウルリクに限らず、スチプリの男たちは情けなくてみっともない一面を持っているところが人間らしくてすきだな。
エルトの立ち向かう勇気がなくて逃げてしまう一面だったり、
子供っぽく部屋に閉じこもってキルスに当たり散らして追い出したくせに、情けなくキルスを待ってしまうアダージュとか(キルスが帰ってきたと思って、あわててつまずいてしまうところなんて・・・ほんとすき・・・)
スチプリの男たちはテンプレにはまらない、人間くさくていろんな顔を見せてくれる男だった。

 

あと、スチプリが他の乙女ゲームと違ってよいところはなんといっても、キャストではないでしょうか!
乙女ゲーム定番声優がひとりもいない。
私はsideMが好きなんですけど、古川さんもたかぴも白井さんもみんな全然違う声。
古川さんは文句なしのいい声と最高の演技で、好きにならないわけがないね。もうとにかく甘い。声が甘い。とろける。
たかぴはもう僕様声優に転向した方がいい。ちょっと濁音が混じった声はいたずらっぽくてすねた声音で最高。
白井さんも明るいシーンと真剣なシーンのギャップがよかったし、
君嶋さんの実直でまっすぐな声はハマりすぎていた。
高瀬さんの声はユネ様は高瀬さんしかいないなって。かわいいだけではなく、何と表現していいかわからないけどwとにかく幼く可愛いだけでない、400年生きてる声がした(?)
イツメン声優も安心感や安定感があるし、あーそこそこそういう演技求めてたの~って痒い所に手が届く感じがあってそれはそれでいいんだけど、乙女ゲームをたくさんプレイする人間からするとこういう新鮮味があふれるキャスティングはうれしいです。

 

最萌えは、ウルリクかアダージュが決めかねている・・・。
何もかもツボなのはウルリクなんだけど、アダージュの方がシナリオが好きだった!
ヒロインが追いかける構図が好きなのでね・・・恋の病発覚イベントが最高に好き。
二人の会話はとぼけてて面白いんだけど、それが全部萌えにつながっていく。
自分の恋心を本人にしゃべってしまう恋の知識がゼロなキルスと冷静に恋じゃないか、と診断するアダージュ。
キルスがアダージュの気持ちを聞くが、わからないと正直に答えるのも最高。
淡々と受け答えするのにエッチなチューするし・・・思い過ごしの可能性もあるから経過を見ようとか・・・なにそれすき。
手を出したのは早いのに、そこから二人が結ばれるまでが長いのも大変好みでした!
いつのまにかアダージュが追いかけてるのも、前述のとおりキルスがいなくなってどうしようもなく情けない男になるアダージュも全部全部よかったです。

 

決めれないから結局ザクセンちゃんってことにしておこうか・・・。

 

1番好きなエンドは、甘い代償かな。
フィンを殺さないことでフィンがエルトを殺すっていう容赦ないエンドなんだけど、
さらに容赦ないのが、死んだエルトの隣でキルスがフィンにレイパーされちゃうわけで・・・
モブレ大好きなわたし・・・めっちゃ興奮した。
いやフィン、モブではないけど・・・まぁモブみたいなもんだとして・・・
レイパーだけなら別になんだけど、愛する人の死体の横って・・・。
ああ私NTRが好きなんだな・・・三角関係ルートはあんまり好きではないはずなのに、こういうえぐいNTRエンドは好きです。
そういう予想をこえてくるエンドがあるゲームは本当によいものです。

 

いろんな乙女ゲームが出ている中で予定調和を崩してくれたり、想定外の出来事が起こる、いろんな意味でショックを与えてくれる枠をはみ出したゲームをもっともっとプレイしたいよ~~~~!!!
スチプリは乙女ゲームにおける甘えを取っ払ってくれて楽しかったです。
その部分ばっかりフィーチャーしちゃったけど、個人的には「愛」(と不条理)がテーマな乙女ゲームだと感じましたよ、へへ。

おしまい。