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ぶっこみりこちゃん

乙女ゲームのネタバレ感想

BLACK WOLVES SAGA 感想

ブラウルトロコンしました!

久々に自分の心がウワーーーー!!!て震え上がるゲームに出会えてめちゃめちゃ嬉しかった。

ネタバレだよ、ちょっとだけ他のタイトルの話もするからなんでも大丈夫な人だけよんで。


自分の萌えはわかりやすくて王道で人気どころが好きなんだけど、

自分が震えてしまうくらい萌えるもののひとつに「恋愛できない男・ゲーム」というのがあるんですよ。

これはもう植え付けられた性癖なんだけどね。


2008年にラスエス2で乙女ゲームデビューした私は過去作をちんたらプレイしてた。

そんなとき期待を込めて初めて予約購入した新作ゲームがカヌチ白き翼の章だった。

次に予約購入した新作ゲームは断罪のマリア。

ご存知の通り、カヌチ白は乞うご期待!だし断罪のマリアのエクソシストたちは皆マリアの元から去っていったり天使・・・・・・・・だったり まあとにかくカヌチ白も断マリも恋愛ができなかった。

予約新作ゲームはカヌチ断マリが1.2本目ではあったが、この頃乙女ゲーム15本ほどはプレイしてたのであまりの展開に目が点。

恋愛できない乙女ゲームなんてありえない!と当時は怒り狂った。


んだけど、強烈な怒りはいつのまにか強烈な愛に形を変えていた。

楽しみに待ちわびていた新作ゲームに裏切られて激しい憤りを覚えた私はそのときの感情の昂りを忘れられなくなってしまったみたい・・・で、乙女ゲームのくせに恋愛できないゲーム・男にめちゃめちゃ興奮してしまうんです。黒蝶のときも同じ興奮をして人生ゲームとなりました。



と、前置きがかなり長くなったんだけども!

ブラウルプレイしたひとは私がなにをいいたいのかわかると思うんです。

そう、オージェ。

オージェめちゃめちゃヤバイ。頭が普通に悪い女なので簡単にシナリオに騙される。もうオージェの掌の上で踊り狂った。炎の中で踊り狂うオージェのようにわたしも踊り狂った。

普通に騙されて普通にエンドを迎えてバァァァァカ!で2時間ベッドの上を転がりまくった。踊り狂った。

もうほんとエンディング迎えるまで、ハァ?なにこのオージェ、キャラブレはげしすぎ。恋愛過程ゼロだしなんだこのシナリオ!うすっぺら!とか思ってしまっていた!もうほんとわたし踊っている。

エンディング曲ききながらしょーもないシナリオだったなってボーッとしてたら、バァァァァカて声が聞こえて心臓とびはねた。こんなドキドキバクバクしたことない。ホラー映画か?そして吉野くんは天才か?こんな嘲りMAXな地の底から湧き出てくるような演技どうやったら思いつくの??????


共通ルートで何度もオージェ目線が出てくるものだからオージェのこと理解したつもりになっていたよ。オージェって油断させるのもうまい。

そりゃ恋愛過程ないわけだよ。だってオージェは恋愛どころか好意ゼロなんだもん。

バッドで新しい玩具を産み出してくれて初めてちょっとだけすきになってくれるもんね。

ラストホープでも変わらず恋愛できないところがすき。ブレない。スペシャルシナリオでもちょっとのデレもない。ここまで1ミリもヒロインのことをすきになってくれない男ってわたしの性癖でしかない。もうオージェまで徹底したデレのない男には出会えないだろう。


乙女ゲームをプレイする理由はこれなんだよ。

こういうビリビリくるような人生の男に出会うために私はプレイしてる。

それはどこに隠れてるかわからないし良作だからといって出会えるわけじゃない。評判が悪くてもクソゲーでも自分にぴったり鍵穴がハマる男に時々遭遇するんだよね。

そのゲーム単体の最萌えじゃなくて、人生の最萌えにランクインするような男が。

それは滅多にないんだけど、出会った瞬間ほんとに雷にうたれたように衝撃的で エンディングを迎えた後は呆然としてそのこと以外考えられなくなって。

そういう衝撃を求めて私は乙女ゲームをプレイしてるんだと思う。


久々にそんな最萌えに出会えてとてもうれしかった。


オージェ抜きでもブラウル楽しかったです。

ギランが可愛かったり、声優陣の演技が神がかっていた。特にギランの可愛さやユリアン メヨーヨ オージェの猫種の狂った演技は圧巻。細谷くんのユリアンすごいわ・・・。

そして吉野くんにこういう役をやらせたら右に出るものはいないと思う。


非情でご都合主義が一切ない世界もすき。

ナイトメアで、ウェブリンか家族か狼かどれかしか選べないんだけど、それが真理だとおもう。

なにかを選択するためにはなにかを捨てないといけない全てを選ぶなんてできないんだよね。まあ乙女ゲームの世界では全部解決することが多いんだけど。みんなハッピー!なのもいいけど私はこちらの方が好み。

特に、ウェブリンを選ぶと悲惨なルートに突入するところ。

乙女ゲームの世界ではウェブリンを救うというのが最もただしい選択肢に思える。国を見捨てて自分だけ家族と逃げるなんて、と。

でも普通に考えたらただの少女に一国を救うなんて無謀だし、あまりに無力なわけで、

ヒロインの手に余る正義感ではどうにもならないどころか、自分の正義感のせいで仲間がほぼ全員死んでしまうところがすき。

その現実をメヨージェに徹底的に突きつけられるところがすき。


ラストホープを含めても攻略キャラ全員生き残って和解してハッピーイェーイ!というのが1つもなくてそれが私はすきです。


「どうして、オレたちは誰かを、何かを、犠牲にしなければ生きていけないんだ」

哀しい瞳のラスが言うこの言葉はブラウルすべてをあらわしているとおもった。

優しすぎるラスは足掻いていたけどそれでもどうにもならなかった。

猫、狼、ウェブリンの民、それぞれの視点から見ると争いには誰が正かなんてない。(まあブラウルの場合、メヨージェは明らか悪ではあるけどw)

ラスの言葉にフィオナが「それが生きるってことだわ」と答える。

どのルートでも彼らの生き様が深く描かれていて、心に強く残った作品だったよ。


おしまい。