ぶっこみりこちゃん

乙女ゲームのネタバレ感想

光を隠す海で(ジャックジャンヌ根地先輩感想)

 

 

すごい!私が1作品2記事以上書いてる〜!!!(ハイカラも書いたが)

忘れたくないので、残しておきます。本当は全員感想かきたいけどね!全員分書くのは疲れるから!一言かいとこ!

 

フミ先輩→初回はフミ先輩でもよかったな〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!我らがクォーツの主役はやっぱりフミ先輩なんですわ!女にならざるを得ない!

 

そうちゃん→そっちか〜〜〜〜〜〜〜おまえはそっちなのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

私は脚本や演出の才能を君に感じてるのよ〜〜〜そこらへんのシナリオ期待してた!!!

 

 

では、根地先輩の感想を書きます!

 

前記事で書いたミツ先輩が真っ白な柔らかい光だとしたら、根地先輩は薄暗い中で感じる光でした。まあそれは彼自身だけでなく彼のいる部屋というのもあるんだけど、かなり対照的に描かれていてどちらも好きです。

 

まず告白がめちゃくちゃにすきです。200本くらい乙女ゲームしているけど、ベスト告白でした。

もう長年乙女ゲーマーしていると昔のような新鮮な気持ちをなくしてしまっているし人生の最萌えや好きシチュが更新されることはないと思っていたのに、こんなにもキラキラした気持ちになれて、初めてだ!一番だ!と思えるだなんて。

それが嬉しくて、涙が出た。こうやって心震える瞬間にまだまだ立ち会えるんだな、乙女ゲームしててよかったなあと思えて本当に嬉しかった。これからも乙女ゲームやるぞ、乙女ゲームだいすき!て思えたのはすごく久しぶりで嬉しかったです。ジャックジャンヌありがとう!

 

その私を震えさせた告白は、光を感じない告白でした。

スチルがまたうまくて、光を彼が遮って隠してしまって、なんだかうまく顔が見られなくて。

このまま光のない海に連れ去られてしまうんじゃないかって。

まさか告白即自殺だなんて。

でもその追い詰められた想いこそ、どれだけ希佐に強く惹かれているかの証明みたいで。

絶望に染まっているのに深く沈む愛。

美しくて残酷な死刑宣告。愛の言葉なのに終わりを告げる言葉。

ヒロインと何かを天秤にかけて、ヒロインを選ばない男がだいすき。

結局戻ってくることにはなるけど、彼が選んだ才能や夢の先には希佐がいるから。希佐の才能に信頼がないと戻ることはできなかったとおもう。

 

 

告白について先に語ってしまったけど、その前段階の拒絶もいい。

いつもの薄暗い部屋で、いつもの即興劇の中でたどり着いた答え。ああ、女だ。と放たれた言葉。余分で過剰な感情はなく削ぎ落とした無があった。ネジ先輩の空虚な心に触れた。それはネジ先輩だけが持っているものではなくきっと人間皆ある場所だけど開かれることはないんだと思う。ネジ先輩の絶望がその場所を覗かせた。たった一言で空虚に触れたと思わせる岸尾先生はほんとにすごい。

拒絶がだいすきなんだけど、人間として尊敬できるひと(がすき)と拒絶を両立できないと思っていた。でもこういう形で成立する、尊敬できる人ではあるけど危うさがある根地先輩だからこそ。

 

プロポーズもよかった!序盤で出てきた才能のプロポーズがここに繋がってくるし、最も日常からかけ離れていて所帯を持つようにはとても思えない根地先輩が、というのがいいよね。

 

最後に本筋とは関係ない根地先輩について。

希佐に恋に落ちなかった根地先輩はいつか海に連れ去られると思う。

私はそれは恋愛をしたからでも、才能が枯渇して絶望したからでもないと思う。

彼の中では父の存在はかなり大きくて、思考が海に引き寄せられているのを感じる(脚本の題材なども)

偉大な父が最後に到達した、海と死、そこに根地先輩もいつか到達するんだと思う。いや、到達してみたいんだと思う。

悲しみではなく引き寄せられるように。父が見た世界を見てみたいと感じると思う。

父はどのように死を見たのだろう、何を感じて死を選んで、海に向かったのだろう。その海はどんな表情をしていたのだろう。

手向けた花が行く先を見てみたくて、彼はそのまま引き寄せられて連れ去られていくんじゃないかな。

絶望でも悲しみでもなくて、彼の才能がそこに向かわせるのだと思う。

 

希佐が、根地先輩の進む先にいるから。希佐ととも行く先には未来がある。

父の死に向き合い、「父は自ら死に向かったわけではないかもしれない」ことを知ることで、海に引き寄せられなくなったから、希佐の光に導かれて未来に進んでいける。二人の幸せを願っている。

 

でも私は、希佐と交差することなく海に引き寄せられそうな、あの日の花のように連れ去られていく彼をみたいのかもしれない。

愛の告白なのに、日の光を覆い隠して海に立つ根地先輩が好きだ。

満たされることなく空虚な心を持って、いつか海に連れ去られることが自分でもわかっているみたいに何かに追われるように、生き急いで作品を作っている彼が好きだ。

今にも波に誘われていきそうな危うくて空虚な天才が好きだ。私はヒロインにはなれない。

白い光の中で(ジャックジャンヌ全体+白田先輩)

 

(今の攻略状況はミツ→フミ→ネジ→創だけどパッションが溢れてきたので一度文字に残しておこうと思います!)

 

私は光を感じる作品が好きです。

それはキャラクターの光属性とかそういうのだけではなく、情景的に光が見える作品。

文章から伝わってくる光の描写。

夕焼けに染まる教室にさしこむ窓からの光だったり、まばゆい陽だまりの中だったり、全てを諦めた先に見える全てをまっさらにしてくれる光だったり、朝を告げる匂いのする光だったり、仄暗い井戸の底から見上げる光だったり、真っ暗の部屋の中で見る画面の光でも、そして全く光がない世界の中にいつか光が訪れる予感。どれも好き。

 

文章を読んでいて自分の中にその情景が浮かび上がった時、この作品は私にとって大切な作品だと思う。

ジャックジャンヌは光の差し込み方が印象的で、そしていろんな種類の光に触れることができている。それは石田スイさんの描くスチルもあるのだけど、文章、声優さんの演技からも感じられて、乙女ゲームを感覚で楽しむ私にとってはグサグサ刺さりまくっています!

 

まあグダグダ言ったけど簡単にいうと、めちゃめちゃオモロ!!!!!!!!!!!!!!ってことですね。

 

自分や自分の信じるものに誇りを持つ、魂が美しい人たちの話なので、最高です!!!

大枠のストーリーが本当に楽しくて、丁寧につくられた作品なんだなあと感動したよ。

ストーリー本筋について語り始めると、とまらなくなってしまいそうなのでそれに関してはAmazonレビューや他の人の感想参照ということで。

きっと文章の上手な人がわかりやすくて熱い思いを綴っていると思う。私も全員終わったらネタバレの海に飛び込んで「ンワカルゥー!」しようと思います。

 

 

ミツ先輩について(ここからネタバレ)

 

 

すきです。

 

序盤に毒親登場して、オン?ミツ先輩ルートは毒親との確執カウンセリングか?思った瞬間ありましたが、それを主軸にしたストーリーではなかったのがよかった。

毒親については物語登場時に彼の中で既に割り切って消化しているし、親や過去の影響で生じた人とうまく距離を取れない問題についても、冬公演終わりまでに自己解決している。

途中ズケズケ踏み込んできたし彼も苦しんでいたけど、それをヒロインのカウンセリングによって乗り越えたのではなく、ヒロインと日々を過ごしながら気持ちを消化して、そのうえヒロインが抱えているものまで包み込んで赦して、淡色で溶かしてくれる。

これって実は乙女ゲームの中ではとても珍しいのではないかな!?

もちろんヒロインに影響はされていて、固く結ばれた自身を解いてくれたのは希佐なんだけど何か特別なイベントがあったわけではない。

執着や束縛に頭が支配されて、秘密だけでなく彼女も全部明け渡して欲しいと思う感情を、抑え込んだ。彼女の問題ではなく自分自身の問題だと見つめ直して、その先で好きな女を信じて全て肯定して包み込むというのはめちゃくちゃ男らしくないですかね・・・。

そして希佐への気持ちや自分の問題については冬公演までにきっちりケリをつけて、最終公演はクォーツや77期のために動くミツ先輩、誰よりも男らしい。すき・・・

 

ミツ先輩を初回にプレイして、ミツ先輩を好きな気持ちのまま冬公演を浴びられてよかったです。これは初回ミツ先輩をプレイした者だけが味わえるご褒美です。

 

ジャックジャンヌは全編を通して、舞台上で演者を掬い上げている。

その人自身を見透かすような脚本に暴かれて、舞台の上で生きる彼らだからこそ、観客の目の前で、演じることで自分の内面知り、破り、そして救われている。

だから希佐を本当の意味で掬い上げることができたのは、舞台上で希佐を肯定してくれたミツ先輩だけなんじゃないか?と私は思っている。

 

ミツ先輩の最終公演には実はかなり不満があるんだけど

 

エンドはとてもとてもとてもとても理想!

初回プレイ時、ジャックジャンヌは恋愛あるのか?という噂もあったし、実際4人の中でもミツ先輩の恋愛は1番薄い。これがこの作品か?思ったら他ルートはわりと乙女ゲームしていたのでミツ先輩が特別恋愛が薄いんだけど、でもそれが本当にいい。

他ルートに比べて、付き合ったりデートしたり〜て感じでもないし、告白も希佐とどうにかなりたいというより、自分自身にも相手にも嘘はつくことができないから宣誓しました!みたいな清らかさ。

そして好きだと言う告白自体よりも「僕の歌を連れて、お前らしく歌え」と言ってくれた時、とても愛を感じた。何よりも歌を大切にして、自分の誇りでもある歌を彼女に明け渡すというのは、ミツ先輩の全てを託された気がした。

ミツ先輩の恋は、尊敬の延長線上にしかないんだろうなあ。

 

 

キッスもNO!和歌を贈り合うくらいがちょうどいい潔癖人間に近年なっているので(乙女ゲームすな)ミツ先輩のエンドは理想でした。

乙女ゲームにありがちな無意味な呼びタメしよや!イベは大嫌いだけど、エンドとなったら話は別ですよ。名前を呼ぶことで終わるだなんて。

こんなに美しい結末がありますか?

結末というには、はじまりすぎる。結末なのに、これからしか感じない。これから二人がどうなっていくかはわからないけど、未来と明日が広がっている。

それが本当に美しい。名前を呼ぶことがこんなに美しいだなんて。でも恋をするってこういうことなんだな、て気付かされました。

合わさるスチルがまた素晴らしかった。ただふたり並んでいるだけで。光が差し込む場所に並んだ腰をかけて。

キスをしたり抱きしめたりすることも、情熱的に見つめ合っているわけでもない。

ただ日常の延長で並んで、そして名前を呼ぶ。

愛しいというのはこういうことで、私はこういう恋の形、これから、を見たかったんだなあ。

 

白い光の中にいるようなミツ先輩。

歌声が穏やかで、光に溶けていくようで。話し方もひとつひとつ降り積もるような淡い雪みたいで。だいすきだった。

ミツ先輩のスチルは特に光を感じた。ミツ先輩の悲痛な訴えの中暗い部屋で浮かびあがる身体、舞台上で希佐自身をまるごと溶かしてくれた光、光差し込む場所で並ぶ二人。

そしてミツ先輩自身も光で、決して闇にいる人ではないんだけど波立つ激しい部分があるから、同じように並んで優しく揺れるような光を探していたんじゃないかなあと思う。

どちらかが闇の中にいて手を差し伸べたわけではなく、どちらも足りない部分があって、柔らかな光で並んでいられるような。

私はこういう横に並んでいるだけで、名前を呼ぶだけで、ひだまりの中にいるような攻略対象とヒロインがだいすきなんです。

 

一見冷たく見える人で、芯は太く根付いているのに、雪のような柔らかい光を纏う不思議な人だった。

 

 

すきぴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

私の好みは信頼できなくても、私のことは信頼してください(キュピパラ感想)

久々にオモロ!シナリオ良!キャラ良!声優良!ヒロイン良!たのしい!人にもおすすめできる!に出会えました。

本当に楽しかった、ストレスフリー!ヒロインがいい!隠キャオタクが書いたシナリオじゃない!それなりにちゃんとたのしい人生を送ってきたライターが書いてる!(失礼)

珍しく仕事しているヒロインだし、恋愛過程はしっかりしているし、オトメイョにも現代物が書けるんやん(失礼)!グエエエエイもおらん!サイコー!なりました。

 

下ネタがキツいという前評判だけ心配していたけど、個人的には特に問題なかったです。

ヒロインと女友達がセッの話する生々しさはあるけど、実際女友達との恋バナってドキツイもんね。

セッもあるけど、ヒロインも大人やしまあ付き合ったらそういうこともあるわな、ていう感じのセッでよかったです。

 

それぞれのキャラも愛おしくて共通パートのギャグも私に合っていたので終始サイコー!たのしい!ハッピー!でした。

もう私も加齢でさ、暗くてジメジメ世界救うのとか、血吐きながら愛を呟くスチル有バッドエンドとか胃もたれするんだよね。

ラブリーでハッピーでポップでキュートなラブコメを求めている人は、ぜひやりましょう。

 

でもね、オススメしてるのに全然みんなやってくれない。

にゃんりこがすすめるってことは(^_^;)みたいな反応されるけど違うから!

私の好みは信じなくていいですけど、私が良作というのは信じてよ!確かに私はクソも好きだけど、クソと良作の違いがわかる知能くらいはあるんですよ。

 

でも・・・でも私が好きなのはラウルなんだよな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

いや、ラウルはかわいい。良い。 でもはっきり言ってラウルルートは後半クソ

人気投票ヒロイン以下なのわかる。

なんで後半あんなシナリオが突然うまれた?

それまでめちゃくちゃよかったのに突然ライターが何かをキメたとしか思えない。

大袈裟な表現ではなく、シナリオが悪いとかじゃなくて、ほんとシナリオが突然爆発したんだよね。ラリ。

良質な大人な現代ラブを楽しんでいたかと思ったら、すきな男が全裸で怪物と戦いはじめて、そのまま巨大ゴジラ化して街こわそうとしてたんだよ(意味がわからないかと思いますが文字通りのことがおきるので本当に意味がわかりません)

 

でもラウルがすきぴなんだ。

認めたくないけど、ラウルを見ると心の奥底から「すきだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」って叫び声が出てくる。

 

キュピパラに500億点満点のリコメン(タイプドストライクの男)がいます。

もちろん螢彩院くんです。螢彩院くんの字が汚いところはマイナスポイントだけど、それ以外は本当にすきで。

ストイックで自分にも他人にも厳しく可愛いけどかっこいい潔癖童貞年下。コンプレックス持ちでもある。

私はなんでもできちゃうド天才よりも、ある程度の才能はあるんだけど突き抜けることができなくて努力をし続けている男がすきです。

見た目に厳しい外見パラサイトだけど単純に美醜の問題というよりも、努力をしていない姿勢に対して厳しいという点がすき。

一見キツい口調であるけど頑張っている人のことを絶対に馬鹿にするタイプではない。

 

前回の最萌え(坊ちゃま)から引き続きえのき氏ボイスも最高だし、最後までファンタジーなしの現代物シナリオなのもよかった。

特にヒロインの色が美しいグラデーションに見える展開(螢彩院くんは人に色がついているようにみえて大体の人間を薄汚い色だと思っている)がすごく好みでなんてきれいなシナリオなんだって感動したし、キャンドル点火シーンは私の心のキャンドルも全点火されて恋燃え上がった。全身沸騰萌え!

プレイ中ずっと「10点!10点!10点!10点!10点 !10点!10点!10点!10点!10点 !100点満点!!!!!!!!」と脳内評価員たちが満点を掲げていて、実際シナリオもよくてプレイ後も満たされまくっていたんですけど・・・

螢彩院くんをすきな女めちゃくちゃ趣味がいい!

だから、私は最萌えを螢彩院くん!といいたいんですけど・・・

 

ラウルがすき・・・

他を攻略しているときになんでもないシーンでキラキラおめめで神話トークしてるラウル見るだけで、体の奥底から「すきだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」という声が鳴り響く。

 

あの後半のヤバシナリオが優勝してしまうのか。

ずっとたのしい!幸せ!満ち足りてる!よりも急降下があって、感情ゴリゴリ揺り動かされているのが、人生にくるよね。

 

それに後半はともかく、前半のラウルシナリオはめちゃくちゃめちゃくちゃいいんです。

 

ラウルみたいな男、案外いないんだよね〜〜〜すき。

普段は神話オタクでオタクたちともキャッキャしてて無垢で無邪気な太陽おばか大型わんこ♡だったのに、突然ハニビブラック展開!!!

シリウッド俳優だから火遊びは当たり前〜なのかもしれないけど、ラウルみたいなかわいこあかちゃんが!?ってドキドキとまらんくなった。

私は基本遊び人男はすきではないんですが(特に寂しさをセッで埋める男)だって女の子はかわいいんだもん!セッはフィットネスだよ♪みんなで仲良くしようね♪気持ちいいのに何がわるいの?みたいな男にはめちゃくちゃ弱いのだ・・・・・・・・・・・・・・・

こんなかわいいワンちゃんみたいなラウちゃんが・・・ 天真爛漫な子がグッと男を見せてくるのによわい・・・

セッになんの感情もない男がすきだ・・・ジメジメ男じゃなくてカラッとした男の夜の顔、チグハグな男によわすぎる。落とし穴1。

 

そこでリネットが「なにごとも経験してみなわからんわな!反対するには経験せな!」てあっさりとメイクラブ試してみて、「気持ちいいからしゃーないわな!でもこんな気持ち良さあるならほんとの恋はできん!禁止!」いうのもよかった。ほんとバッサリサッパリしてていい。

 

いつもいつでもかわいくて人当たりよくてキャッキャしている陽キャなのに、大事なものに踏み込まれそうになると声がトーンダウンして軽蔑の目を隠しきれなくなるのヤバ!!!!!!!!!!すきな男すぎる落とし穴2。

 

そしてオタクの神話討論会のギャグがおもしろすぎてゲラゲラわろてたら、嫉妬イベがきてもう這い上がることができないくらいの深い落とし穴に落ちてしまった。すき・・・

女の子に執着があるわけでもなく、まだリネットに対しての恋心を自覚しているわけでもない。

普段明るくて無邪気なラウルの、暗く冷えた嫉妬心・・・

直前のシーンが明るくて楽しかったからこそ落差にドンと落ちた。

 

リネットがキューピットだとバレた後の展開もよくてこんなファンタジーなら全然OK!と思いながらワクワク遺跡旅行したら 画面の中の2人が地下に落ちるように私のテンションもドン下がりした。

そこから展開ゴミすぎてドン下がりストップ安よ!

妖怪大戦争いらん!いらんねん!からの突然のリネットシリウッドデビューもいらん!いらんねん!

なってたらハッピーエンド迎えてて呆然、ウケた。アホか。虚無。

 

でもラウルルート、前半360度グルグル回る系コースターでぐるんぐるん萌えかき混ぜられて、後半ドン引きフリーフォールで地下に墜落しちゃった。オモロ!

感情ビュンビュンジェットコースターキメれると、ノンストップラブストーリーで心ゴリゴリ萌えパレードしてしまう。

結局、良作の中でも後半ゴミルートを1番楽しんじゃってるからフォロワーたちからの信頼がないことがよくわかりました。

 

私もラウルじゃなくて螢彩院くんがすきだといいたかったです。

螢彩院くんの字がキレイだったら最萌えだったかもしれないのになんで螢彩院くんあんな変な字なんやろお家きびしいのに・・・

 

 

キュピパラは本当に楽しかったです。

突き抜けた最萌えと満足なシナリオ、どちらも満たされたのは久々で嬉しかったです。

 

おわり

流星組のない世界で坊ちゃんと恋がしたい

 

 

タイトルのとおりです。

 

私が坊ちゃんの好きなところをあげていきます。

おけいとの恋愛過程はよくわからなかったので、そういうカップリング的な萌えは全然ないです。私本人の坊ちゃんへの気持ちです。

「おけいが告白的なことをしたときに、ずっとおけいのことをすきだったのに何も言わずにお茶をすするだけの坊ちゃん」はめちゃくちゃだいすきなので、そのことに関してはおけいにありがとう。でももう役目はおわりです。坊ちゃんは私と幸せになります。

 

ではすきな話をします。

 

まず、クソ坊ちゃんだからです。

金を持っていて生意気で上から目線で僕様で、私のだいすきな属性です。彼もこれに当てはまります。

最初はクソ坊ちゃま属性萌えの私でも、ハ?こいつだけはすきになれねえと思うほど世間知らずで失礼な男だったけど、いまはそこも好きだといえます。

坊ちゃんはほんとガキンチョで、義母らもらった大切なものを質にいれてそのお金で新生活を始めて俺は本気なんだぜとイキっていたり、義母と不仲アピをしているけどなんだかんだ義母にあたたかく見守られているところとかも青くて可愛いです。

それから見た目と声と年齢がすき。

 

ここからは坊の内面について。

坊ちゃんは自分勝手で人間としてどうなのか?という部分もあるけど、自分という軸がかなりしっかりしていて、いい意味でも悪い意味でも他者に影響されない。

基本的に「自分」と「それ以外」でできている。

だから口は悪いけど、差別するとかもなくて誰に対しても公平ではある。金持ちだとか身分が低いとか男か女かもそんなに気にしていない。

何かに執着することもないし、自分がまわりにどう思われるかも気にしていない。

だからヒロインに好意を向けられてもそこまで動揺しないんだと思う。

ヒロインを昔から好きな素直になれないツン童貞枠は、ヒロインと手が触れるだけで真っ赤になってみたり、どもったり、好意をみせられた時や自分以外の縁談が入った時にひどく動揺したりするんだけど、坊ちゃんはそういうことが全然なくて、常に淡々と同じテンションなのがすき。ヒロインの言動に全く左右されない。

相手にどう思われるかではなく、自分がどう思っているのか、の方が彼の場合は重要な気がする。

 

坊ちゃんは、共通ルートから緒けいを好きな設定です。何年も好きらしいのです。

でもおけいに対して執着は一切ない。おけいが流行病なのでは?と思ったらうつされたくないから絶対に近づかない。

そもそも彼女と自分は結ばれないものだと思っている。身分差があるからお互い別の縁談が来るだろうと思っていてそれを当たり前に受け入れている。おけいとの未来を夢見ていない。

何年もおにぎりを差し入れしてくれる愛情深さはあるけど、別に見返りを求めているわけでもないし、おけいのお腹がちょっと満たされていたらそれで満足な程度。

坊ちゃんにとって恋愛は、自分の人生にうまく噛み合うならその人と一緒にいようかなくらいの温度感なんだと思う。坊ちゃんの夢の音楽での成功のために洋行することになるけど、おけいと離れ離れになるから悩むなんてことがない。自分の進路に恋なんて関係ないところがだいすき。

 

そんな自分勝手で短気な坊ちゃんだけど、懐や愛情は本当に深い。洋行の件も、自分の夢が1番ではあるけど、洋行することで今後おけいを養っていけるだけ稼げるというのも理由の1つにある。(とはいえ、養うためだけにしたくない仕事はしないと推測できるところがまた好き)坊ちゃんは夢も大事だけど現実的な側面があるところもすき。

 

嫌いな物は嫌いと声高々に主張するし嫌味な子ではあるんだけど、好きなものに対しては恥ずかしがらずに堂々と好きだというし、なによりも大切にしてくれる。

ぶっきらぼうだし、常に愛を囁いてくれるわけではないし言葉も下手だし頑固だけど、照れずにしっかり言葉にしてまっすぐ伝えてくれる男気もある。それも一度きりしか言わないのがまたいい。

こちらが察してちゃんしても、彼にはなんにも伝わらないだろうけど、ほしいって言ったら全部まるごとくれると思うんだよね。来るもの拒まず、去るもの追わずの人だとも思う。

自分のことを必要としてくれるなら分け与えてくれる。めんどくさそうにしていても、悩みを相談したら最後まで聞いてくれるのだ。

でも多分浮気とかしたらあっさり振ると思う、すがりつくことなく汚いものを見る目でさよならだと思う(そんな坊を見たい気持ちもある)

 

本当に自分勝手で色々未熟で青い青年なんだけど、包容力はあるのだ。まだまだたくさん包み込むほどの大きさはないけど、今自分にできる範囲すべてで包み込んでくれる。

 

そんな大好きな坊ちゃんだからこそ、流星組と関係なく、普通に恋がしたい!おけいもいらん!

おけいとくっつかない世界線の坊ちゃんはなんだかんだ親が用意した縁談で結婚する。

坊ちゃんは本当に懐の深い男で、自分が納得したら、今までのおけいの気持ちは完全に忘れて、妻になる人のことを当たり前のように心から愛して大事にすると思う。だって自分の妻だから。大事にするのが当たり前だと思っているから。

情も厚いから、一緒に暮らしているうちに絶対に愛しく思う(おけいのことだってたまたま近くにいた女だからすきになっただけだと思います、じゃないとあんな女すきにならないので。おけいのことをすきになるなら私のことだってすきになってくれます)

 

星組のない世界で、親に決められた縁談はじまりの恋を坊ちゃんとしたいのです。

 

これくらい坊ちゃまについてすき♡すき♡できるので、私はハイカラ流星組プレイしてよかったです。まあ坊ちゃんだけで、共通も他4人もプレイせんでよかったけど。

 

おわり

 

 

 

ハイカラ流星組とはなんだったのか


イカラ流星組とは一体なんだったのか。成敗とは、世直しとは。
このゲームの中心ともいえるこれらを説明できるプレイヤーはいるのでしょうか。

今まで色々シナリオがヤバなゲームをプレイしてきたけど、どれも一応メインの目的があった。
セカイを救うとか、グエエエイなボスを倒すとか目的があって、そしてヒロインとその仲間たちには使命が与えられていた。乙女ゲームにありがちな選ばれた特別な存在とか才能とか、そもそも仕事だったり。
目的と理由は用意されていたので、どんなにシナリオが破綻していたとしてもゴールはわかるし、なぜそのゴールに向かうかもわかった。

だけど、ハイカラ流星組は目的と理由がよくわからない。
再結成のきっかけもよくわからんし、流星組にちょっと関わりがあった人間たちがなんとなく集まって、なんとなく再結成すっか〜〜〜?みたいなゆるい感じ。(実際、エンドで結婚したらやめるか〜wとか留学するまでなwとか責任感や義務感はない)
ふ〜かは自分を変えるためとか、坊は親父をこえるためとか、ちょっと勘違いした自分探し学生サークルみたいなかんじ。
まあそれでも、世直し!と謳っているのだからなんかしらのスカッとジャパン的なことがあるのかと思ったら、ない。
色々と世直し・成敗的なものが行われるが一度もスッキリしなかったし、それは成敗なのか・・・?とか解決してないよね・・・?とか流星組がただの犯罪者だったり、中途半端な活動のせいで死人を出したり。そもそも計画内容がよくわからないし、どの成敗も会合途中に参謀(笑)がこんな感じで打ち切って
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そのままよくわからないまま始まって説明のないままおわっていく。結局なにをしたのかわからないまま。


星組として活動するのが彼らじゃないといけない理由もなければ、世間から活動を求められているわけでもない。世直しといいながらボケ老人を説教するためだけにお揃いの衣装きていい大人も含めてキャッキャしているのを見ると恥ずかしくていたたまれなかった。


きっと多くのハイカラプレイヤーが同じ感想を残していると思うので、私は楽しみ方のコツを残そうと思います。

イカラ流星組をプレイする時に、苦痛に感じるポイントは2つあります。

1、他の乙女ゲームでは感じたことのない恐怖を覚える長い共通ルート
2、上記に書いた「流星組、成敗、作戦」の存在とエンディングの酷さ


1について
このゲームをプレイする時にまず立ちはだかるのが永遠に感じるほど続く地獄の共通ルートです。

8時間ほどかかった中で恋愛ぽいイベントは5分あったかどうかだし、多分9割が意味のないイベントだった。
サブキャラとどうでもいい世間話をして、時々攻略対象と話して、またサブキャラとどうでもいい世間話をして・・・
最近の乙女ゲームはサブキャラが出張ってきてウザ!と思うことが多々あるんだけど、そういう問題じゃない。
サブキャラがメインでちりめん長屋の日常に閉じ込められているかんじ。
牧場物語とかで、ストーリーを早くすすめたいけど、日常をこなさないとなかなかストーリーに到達できないみたいなそんなかんじ。乙女ゲームで、ノベルゲームなのに。
主軸の流星組の謎に迫るまでに一体何度サブキャラではぐらされたのか。
メインのストーリーがなくて話があちこち飛びまくるし、大事な話が一瞬で終わってどうでもいい話がひたすら長いとかバランスもおかしい。

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シナリオが面白くないとか、ヒロインが仕事しなくてうざいとか、そういうレベルにすら到達していない。
一体私はなにをしているんだろう?怖かった、恐ろしかった。こわい夢の中に閉じこめられたような気持ちだった。もう長屋のおばさんとは喋りたくないんだ。


なので、これからプレイする人には2つの案を提示します。
1つ、思い切って共通ルートを全てスキップすること。スキップしても恋愛イベはほとんどないですし、物語として大切なこともほとんどないです。共通ルートは「なんとなく流星組を結成して、成敗をしてるよ」てことだけ頭にいれておけばいいです。スキップしてよくわからない成敗を見てストレスをためずに済むというメリットもあります。
1つ、オートモードにして攻略対象の声が聞こえた時だけ画面に意識を戻すこと。それ以外の時間は好きなことをしましょう。

共通ルートはこれでOKです。

個別からはストーリーはちゃんと動きだすので、プレイしてOKです。サブキャラとばかり話すわけではなく普通のゲームと同じようにメインストーリーがあります。


個別で苦痛に感じるのが、2つめの「流星組、成敗、作戦」の存在とエンディングの酷さ について です。

これに関しては、もう深く考えなければOKです。

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クリアしてもいつまでも「どうして」は残るし、はっきりした答えも最後まで出ません。
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エンディングもほんとわけわかりませんよ。おわったあといつも「だれかたすけて!おしえて!どうなってるの!」と思います。でもだれも教えてくれません。私のまわりのプレイヤーもみんな同じことを言って力尽きているので。

エンディングは本当にびっくりです。黒幕との戦いはよくわからないし、高木Dの好きな「大変な目にあって一旦引き裂かれるけどまた結ばれる」をしたいがために、それする必要あった?とかキャラの突然の奇行が始まるし。

考えたら負けです。でも高木ゲーのいいところは(突然奇行に走ったりするけど)ちゃんとキャラが生きていることだったり、(前後のシナリオが破綻していても)魅力的なイベントがあったりするので、キャラ萌えできたら勝利です。

私はクソ坊ちゃま属性を何より愛しているので、久史坊ちゃまに萌えて優勝しました。
坊ちゃまについてはまた気が向いたら書きたいと思います。

このブログを読んでいる人で、もう少しハイカラ流星組の内容を知りたくて、めちゃくちゃ暇な人がいたら私の実況まとめを読んでください。ボロカスいうてるので好きな人は読んだらだめだよ!

https://togetter.com/li/1608392 (共通)
https://togetter.com/li/1608591 (銀と賢)
https://togetter.com/li/1609858 (ふ〜かと徳)


坊ちゃまについてはまとめてないです。私の中で坊ちゃまはいい思い出にしたいので、プレイ中のしんどいことは全て忘れることにしました。いい思い出だけを抱えて生きていこうと思います。


最後に。
私最近非常に疲れ果てていて、今までの人生で一番ヤバな精神状態だったんですよ。
リフレッシュしに出掛けたくてもそんな元気もないし、睡眠時間もあまり取れなくて、人権なくて毎日ギリギリチョップだったんですけど、ハイカラをプレイしてなぜか心が安定しました。
楽しい・萌えるというのはエネルギーを使うから、疲れるんですよ。
その点、ハイカラはほんとに精神を一定に保ちながら頭空っぽにして、悩みを思い出さなくていいし。

世直しする責任感も義務感もないけど、誰かのためにいいことをしたい流星組ありがとうな。私の命を救ってくれたから大成功だよ!
 

マネージャー物として最低傑作(フォルティッシモの感想です)

 

 

アイドル物の場合、恋愛を成立させるためにヒロインマネージャー設定の作品は多い。

まあ乙女ゲームのヒロインは無個性頑張り屋さんが多いので、マネージャーが一番当てはめやすいのはわかる。

マネージャー物というのは、萌えと怒り表裏一体である。

なぜなら私はオタクであり、乙女ゲームをプレイする人間もまたオタクだからだ。

オタクだからオタクの気持ちがわかる。自分たちがいくら愛や金を注ぎ込もうと彼らと心を通わすことはない。目が合うことすらないかもしれない。彼らの生活を支える養分の一部だと思うことすら驕りかもしれない。

 

そんな中、乙女ゲームの男たちはライブ中にファンではなくヒロインにウィンクをした、気づいた!?などと言う。

彼らにとっては愛情表現のひとつで、乙女ゲームにおける好意の意思表示だが、素直に嬉しい!萌え!なるわけないだろ〜〜〜が!

なぜなら私はオタクだから。

ライブでしか彼らと同じ空間にいる機会はないのに(そのライブに行くのだってチケットがいるし、チケットのためにCDDVDを積んでいる)その一瞬のかけがえない時間を、マネージャーへのアピールチャンスに使っていると考えたら、惨めで仕方なくなる。

そしてヒロインであるマネージャーにキレてしまう。お前のとこのアイドル意識低ないか?アイドルとして世に送り出す立場の人間が何特別扱い受けて喜んどるんじゃ!してしまう。

そして自分の分身であるヒロインに感情移入するよりも、立ち絵すらないモブ女になってしまい絶望するのだ。

 

 

という理由で、私はマネージャー設定は嫌い。

今回プレイしたフォルティッシモも確実に嫌なエピソードはあるだろうなあとわかってはいた。

わかってはいたが、想像以上だった。

マネージャー物として、最低作品だと断言できる。もはやマネージャーとしてて終わりすぎて始まっている。

ここまでやったアカンことやり通すのは、逆に狙ってやっているのでは!?と感動するほどだった。

 

 

 

 

オタ毛は仕事しろ系恋愛脳ヒロイン。

モブからageられ意識高い系発言はするけど男で頭がいっぱいになると仕事が手につかなくなる、アイドルに手を出してくるモブ女への牽制と説教は全てブーメラン、高校生アイドルにグイグイ迫る、職場でセッス路上でチューキメる。

 

オタ毛はもちろん、全体を通してヤバな点が多くて書き始めたら長!!!!なったので、ここがやばいよッシモをまとめてトゥギャりました。

お時間ある人はこちらをご覧ください。

https://togetter.com/li/1402900

ヤバ!なところだけまとめたつもりだけど長くなりました。(ヤバが多すぎるので)ネタバレ多数です。

 

 

最後に私が一番話したい成本理の話をします!

 

成本ルートは中盤まであまり恋愛っ気もなく進み、オタ毛も仕事をしているように見えた。

そして成本は不倫をしていて、不倫が世間に出るとイメージダウンなのでオタ毛が別れろと言う。ここまではよかった。恋愛要素がなかったのでオタ毛もマネージャーとして言うてるんやなと。

成本に不倫について注意をすると、不倫相手のことを愛してるんだ、深く深く.....など言うので、他の女が好きな男大好きな私は大喜びしちゃった。

大興奮してたら、次の瞬間には成本がオタ毛と路上で抱き合っていた。ハ?しかも翌日告白してきてチューされた。ハ???????

深く愛してる不倫女は・・・・????????

いや成本は穏やかに見えて策士だから、オタ毛を告白で油断させて不倫相手と実は会ってるんでしょ。と裏を読んだが、そんなことはなくずっとオタ毛が好きだった。

 

萎えすぎてずっと無だったけど、成本バッドエンドをみて大興奮また転がりまくってしまった。

 

成本バッドは、オタ毛以外の女とも関係を持っているようなエンド。

バッドエンド内の雑誌インタビューでも「永遠に続く恋があればいいけど、実際はそうじゃない」と語っている。

 

成本は、誰かに依存して愛する対象が欲しいだけで、その人自身が好きなわけではないと思う。

不倫女との関係続けてたのも、不倫女との愛を失ったら、大きな穴が空いてしまうからだと言っていた。

依存出来れば誰でもいいわけで、その穴は私が埋める!と言ったオタ毛に依存先を変えただけ。 

 

不倫相手愛してると言った翌日に成本は

「あなたは言ったよね?僕の身体に開いた穴を埋めてくれるって。 

すごく、うれしかった。あの時僕はあなたを愛すると決めたんだ。

「これは僕の意志なんだ。 

一度好きになった相手には長く想いを残す人もいるだろうし、当然そうじゃない人もいる。 

僕はたまたま後者で、それも単純に、考え方の違いというかタイプが違うというだけの話だよ。 

急だから信じられない?でも僕は本気なんだ。

 

と言って、オタ毛はそっか〜と納得してたけど、

これってオタ毛に関しても長く想いを残せるかわからないよね!?!?!?!? 

たまたまこのシナリオの中ではオタ毛が成本の穴埋め存在だったわけで、グッドエンドの後だってどうなるかわからないよね? 

成本がいう心の隙間って結局なんなのか本編で明らかにされていない。

普通の乙女ゲームならこの心の隙間を埋めるべくカウンセリングがある。でも成本は心の隙間をヒロインに教えない。むしろ本人も気づいていないのかもしれない。漠然とした隙間があるのだろう。女に依存をするけど心を女に明け渡す気なんか全くない成本めちゃくちゃ好き〜!!!

 

 

「あなたは言ったよね?僕の身体に開いた穴を埋めてくれるって。すごく、うれしかった。あの時僕はあなたを愛すると決めたんだ。」の愛すると決めたら本当に心が従っちゃうのコワ!

成本ってめちゃくちゃマイペースで自分の意思を絶対曲げなくて意味わからんマイルール持ってるズレた人間なので・・・悪気なく残酷な言動する。無邪気サイコパス

成本はこの人はないなと思ったら、即終了はいお別れになるタイプなんだよね。そうなったら情も未練もなにひとつない。成本はこんなに女に依存しているのに、女に影響されない我が道を進むところがわけわからなくてすき。

 

恋愛部分以外も成本は結構不気味なところがあって、ヒロインに対して途中で敬語はやめてもずっと苗字にさん付けで距離があったり、音楽を心から愛しているはずなのに神聖なピアノ室で平然とセッしたり。

いつも笑顔なんだけど目は笑っていなくて、さいとうそうまくんの優しく諭す声がこわい。

 

寂しいからって女をとっかえひっかえしてセッで寂しさ埋める男は乙女ゲー世界に多数存在する。私はそういう男は好きではない。

自分の寂しさに気づかず本当の恋だと思って突き進むけどやっぱり愛は永遠じゃないんだねって突然冷めちゃって、そしたら興味が全くなくなっちゃって5秒前まで愛してたアッサリ女を捨てる成本すき〜!!!

 

本編では描かれていない部分をバッドエンドから想像してバク萌えしてしまった。成本ルート、ハ?なることばかりだったけど、この萌えに行き着くためのよく計算されたシナリオだったのかとしれない・・・

崩れたシナリオから生まれる不気味さが成本という存在をつくりあげたなら、それもまた奇跡。

 

これだから一見ヤバいゲームもやめられない。どこに自分の萌えが転がっているのか、運命の男にはどこで出会えるのか。成本に出会えた、それだけでフォルティッシモは私にとって良作。

 

おわり。

コルダ2.3の感想です

コルダ2ff,3をプレイしました!
実は昔にどちらもプレイしていたのですが、柚木先輩すき~!新くんすき~!で終わっていました。
その時は好きな男だけ攻略して終わる女だったし、コルダ3に関しては至誠館の一員として夏を終えていました。小日向かなでとして過ごす夏は今回が初めてです。
2011年至誠館のチューバとして過ごした記憶。→https://togetter.com/li/152848

なので、まっさらな気持ちでプレイしました。頭が悪いのでほぼ記憶もなくて楽しかったです。頭悪いのサイコー!何度だってヒロインになれる。

コルダ2は、どのイベントも美しかったです。プレイしている間、ずっと冬のパリッとした空気に包まれた気持ちだった。それは物語の季節がそう感じさせるのもあったけど、彼らと過ごす時間が特別だったのが大きい。
ただ公園や街にいるだけなのに彼らと見る景色はどれも色づいて見えた。ただのスチルではなくその時の光景や温度、空気がなぜか伝わるように感じた。
彼らが音楽を通して過去の情景や作曲家の感情を知るように、私は彼らの美しい音楽や言葉を聞くことで、澄んだ恋心やその場の空気を知ることができた。
ずっときれいなものに触れ続けて、心が洗われて心から鈴の音が溢れるようだった。こんなにもずっときれいな気持ちで乙女ゲームをプレイすることはない。
ほんのりあたたかくて、まぶしくてやわらかい気持ち、そして冬の匂いに包まれていた。
まあこんなポエマーになってしまうくらいにね!志水の言葉を借りると「恋をすると胸の中から音が生まれるってことも・・・こんなに幸せな音楽があることをあなたが教えてくれました。」


そのままコルダ3に向かうと、音楽的な部分は随分あっさりしているように感じた。
コルダ2は音楽を通して彼らのすべてを知り、音楽を通して恋を深めて、今後も彼らの音楽は永久に続いていくと感じたなか、
コルダ3は一夏の切なさを一番に感じた。この夏にすべてを懸けているからこそ体感する焦燥感。仲間との絆や終わりが来る青春がぎゅっとプラスされ、ジリジリと胸をあせらせては焦がす夏の恋が詰まっていた。イベントも夜や夕暮れが多く、夏の夜に感じるジットリとした雰囲気がこびりついた。この自分にまとわりつく空気感もコルダ2とは真逆でそこが面白かった。
ASやコルダ4でさらに恋が深められると思うので楽しみです。(ASもプレイしているんだけど記憶がない)(神南の神戸マップだけは覚えているんだけど)

どちらもそれぞれの良さがあり、2011年の私は一夏の焦燥感を求めていたし、今の私は音楽を通して恋に触れたかった。どちらも人生に不可欠な作品ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


すべてを語っていると長くなるので、特に好きなことだけ言いま~す!!!


・水嶋姓を名乗って生きていきたい。

新くんもハルちゃんもサイコ~~~~!!!!というかコルダ3は好きな男が多すぎるサイコ~~~~~~!!!!!!!


・柚木先輩に何度でも恋をする。

10年前の最萌えは柚木先輩だったんだけど、今プレイしたら最萌えは変わると思っていました。

というのも「壁打ちの壁になれよ」発言だけ記憶に残っていたので、二面性のある()いやなやつなのではと思ったからです。切腹

私は二面性があって、外面はいいくせにヒロインにだけ冷たい男が嫌い。というか、嫌いになった。ギャップ萌えなので、もともとは二面性がある男は萌えると勘違いしていた。
なので、今柚木先輩をプレイしたら好きじゃないと思っていたのです。恥ずかしながら。

でも、柚木先輩は壁打ちになれよというわりに壁打ちにされることなくずっとすごく大切にしてくれた。
お前は俺のもの、俺のものはお前のものって、もう濁流をくらって倒れた。俺様発言に見えるけど、俺の手に入れた祝福はみんなお前にあげるよって・・・なに・・・。柚木先輩と一緒にいたら世界で一番祝福を受ける人間だよ。祝福しかないよ。

柚木先輩に大切にされたい♡ 柚木先輩と一緒にいたら、私の悪いところも全部まとめて包み込んでくれる♡私の全部は柚木先輩のもの♡幸せ~♡とまるごと委ねて預けたい気持ちがあるなかで、柚木先輩の年相応だったり弱さが見え隠れする顔が見えると、アタイが柚木先輩を守るさかい!な私が出てくるよね。

大人を求められる人だけど、18歳の少年ぽさがある。彼が日野ちゃんの前では普通の18歳でいられることが嬉しいのです。

柚木先輩はきっと誰よりも今、目の前にあることを大切にできる人なのだと思う。なんでもない日常の愛しさを知っているし、学園生活を誰よりも尊く思っている。時の移り変わりを恐れるし、いつかは全部失うのだと思っている。このまま少年でいたいのに、大人にならないといけない。
柚木先輩!私は絶対に柚木先輩を残しては死なへんで!!!!!!!絶対いなくならないからね!月日は流れるし、物事は移りゆく、でも変わらないものはあるんだよ、それは柚木先輩へのLOVE~~~~~!!!!!!!!

10年前に恋をして、記憶をなくしても、また恋に落ちたことがとても嬉しかったです。

あと火原先輩ルートの柚木先輩だいすき。火原先輩の音は火原先輩の音だよ


・月森エンドはニャンリコ的ベストエンド!

私は、他の何にも揺らがず自分の道を歩み続ける男が好きなのです。
でも乙女ゲームなんだからヒロインに影響されて変わっていくわけで、もう私は乙女ゲームすな!少年漫画でも読んでおきな!って感じだったんだけど、月森くんの連鎖ルートで、同じ道じゃなくても固い信頼で繋がっていれば違う道を歩むこともできるんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と全身からうろこおちた。
そうかあ、恋をするからって同じ道を歩む必要なんてないよなあって当たり前といえば当たり前のことに驚いてしまった。
私がずっと求めていたのは、影響されず自立している男ではなくヒロインだったんだ、と月森くんの言葉で気づいた。

月森連鎖エンドは普通に考えるとトゥルーエンドとはいえないのかもしれない、恋愛・ヒロインよりも音楽を選んだので。
でも、「音楽を志すものはたとえ自分の道を1人で歩くように見えたって、音楽で固く結ばれている」という彼の言葉が二人の真実。
月森くんにとっては「俺にとって音楽は愛や幸せよりも価値がある」し、彼の進む先には日野ちゃんもいると信じているからこそのエンドだ。ヒロインより音楽を選んだのに彼らには未来しかない。
いつかまたお互いの道が交わるというより、二人はずっと平行線のまま、真横に並んで進んでいくのだと思う。そして平行線はまっすぐ、どこまでも続いている。

これは月森くんしかありえないエンドなのだと思う、他のコルダメンバーではダメで、月森くんほど音楽を愛して、真面目に向き合っている人でないとこのトゥルーは許されないと思う。月森くんの人間性×月森くんの音楽への愛×月森くんの音楽への向き合い方×月森くんと日野ちゃんの音楽の絆、どれも欠けては成さないエンド。
月森くんのエンドで「俺は、君だけを見ていればいいのだから」という言葉があるんだけど、これほど日野ちゃんの音楽を信じているとわかる言葉はない。これはもちろん月森くんが色ボケしたセリフなのではなく、楽家としてライバルとして認めているからこその発言。日野ちゃんの音楽を信じているからこそ、日野ちゃんではなく音楽を選ぶことができた。

私は、私はトゥルーエンドがトゥルーぽくない(恋愛できない)乙女ゲームに興奮してしまうんだけど、それは冒険してみた結果だったり、それはバッドエンドと言えるものだったり、それは相手がホンマモンのクズだったりで、どれだけ個人的好みでも「トゥルーエンド」として完璧だとは思わなかった。
でも、今回理想で、完成されたエンドに出会えた。

月森くんのこと大好きだけど、萌えよりも何よりも感謝ですね!

月森くんの纏う空気は、澄んでいてまっすぐで、彼が私をずっと包み込んでいた冬のパリッとした空気をつくっていたのだと思った。
月森くんの未来はどこまでもひろがる澄み渡った青空。


コルダをプレイできて幸せでした、ありがとう