ぶっこみりこちゃん

乙女ゲームのネタバレ感想

帰ってくる場所、カヌチ(遙か7 大和感想)

 

数ヶ月寝かせていた遙か7をプレイしました。まだ大和のみだけど、大和への好きが溢れすぎて文字に変えて身体から発散しないと体調が悪くなるので文字に変えたいと思います。

 

数ヶ月寝かせていた理由は秀信エンドを迎えていたからです。

織田の姫として生きたかった - Togetter

秀信トラップにまんまと引っかかり、〜完〜を繰り返していました。

 

秀信は本当に素敵な男だった。大和と恋をしたので攻略不可となったけど、大和と結ばれた今は岐阜城で居候させてもらいながら穏やかに同じ時間を過ごしています。大和の帰りを待ちながら、秀信と季節の移ろいを楽しんでいて、これが一番の幸せの形です。恋愛感情はなくとも叔母として秀信のことを大切に思うのは今も変わっていません。どうか秀信が幸せに生きる未来が続きますように。

 

アンミナで摂取する予定だった(できなかった)ネオロマンスを浴びたい!!!!!!とプレイしたので、15時間かかるド長い共通もストレスなく攻略することができ、ああ私が遙か7をプレイする時は今だったんだなあと思います。

 

大和ルートは驚くほどに私の好みと萌えとloveを詰め込んだルートでした。

元々大和は声も顔も性格もキャラとして好きだけど、それ以上にルートの展開やシナリオが私の好みにクリティカルヒット

私が乙女ゲームを作るとしたら(もちろんクオリティはこんな高くないけど)大和ルートのようなものができると思います。

それくらい私のすきが詰め込まれていて、プレイ中たくさんハッピーをもらいました。予想外な萌えにも興奮するけど「自分はこういうのが好きなんだ」と自分自身でわかっているものをいくつもぶつけられるのも気持ちがいいですね。

好きだから過去何度も経験した萌えなのに、それでもやっぱり萌えます。目の前にたくさん餌を出してもらいました。パブロフの犬です。これを出されたら萌える、わかっていても身体は正直で汗と涙がたくさん出ました。うれしかったです。幸せでした。

 

そして大和ルートからはカヌチを感じました。

時々カヌチ発作を起こすカヌチューなので、カヌチイズムを感じると興奮します。

別にカヌチを感じなくても大和のことは大好きだったんだけど、好きなものを出してもらえると嬉しいし、何より一番助かったのは萎えポイントを「カヌチだ!」と興奮材料にできたことです。これはとても運が良かったと思います。カヌチだ!と思えなければ萎え切っていた可能性もある。

終盤のラスボスあたりの雑さが酷かったけど「カヌチだ!」と興奮して笑い飛ばすことができてラッキーでした。

壮大な共通ルート(コーエーの得意な時代だから楽しみすぎちゃったのかな?それもまた楽しんでるのが伝わってよかったですね)からの雑な最終決戦は、とてもカヌチでした。

大和が関ヶ原の戦いの中心人物じゃないだけで、他ルートでは面白いんだろうか。でも仲良く一緒にご飯を食べていた面々が、二手に分かれてコロシアイするのカヌチの審判の刻を感じてしまう!だから他ルートの展開が雑でウワ...なったとしても、カヌチだ!と思えばプラスに受け取ることができそうです。明るい未来が待っています。

 

では、大和のすきなところたくさんあるので、それを書いていきます。

まず大和のキャラ設定がとにかく好みです。

見た目かわいい、声サイコー。幼なじみだいすき!

案外テンプレに当てはまらない男なのがいい。よくいるクールな幼なじみ枠かと思ってたら結構お喋り好きだし、アイドル好きやミーハーな所があったり、だるそうに話すけど根は優しくて他人に寛容でフラット。今時の令和のリアルな若い子って感じで案外乙女ゲーム界にいない男でいい。

喋り方が、本当にそこらへんにいる今時の子という感じでよかったです。(今時の男子高校生と喋ったことないからわからんけど)(アンミナのカナタくんのTwitterといいコーエーは男子高校生に詳しくなったのかな・・・)

あと、言葉のチョイスがかわいい。大雑把にいうとツンデレなんだけど、言葉は刺々しくなくて可愛い言葉のチョイスをする。「避けられる」ということを「ちょっと近づいたら、うわって言って結局逃げていくかも」とか。可愛い。

素直になれない子ではあるけど、いじけた声音で「・・・笑わない?」とか「俺の考え間違ってると思う?」と可愛く聞いてくるのがたまらなかった。

そして、信彦の演技が大天才!天才!つっけんどんなんだけど甘えたでもある。スネ可愛いというジャンルを築いた。信彦この演技ばかりしてほしい。

大和が本当は優しい子だということはみんなすぐにわかることだけど、この声音と言葉のチョイスでより伝わる、だいすき。

 

それから、七緒との関係性。

幼なじみは元々すきだけど、2人の距離感はすごくすごくいいなあと思う。

ひとりぼっちの大和の逃げた場所がそのまま居場所になるっていい。ひとりでいいって思ってたけどそう思ってる時も、七緒が隣にいて心地いいと思っていたのがいい。それを後から気づいて温かい気持ちになる大和がいい。

ハア?て言ってめんどくさそうな顔をしてなんでも付き合ってくれるだろう大和が好き。そうやってずっと一緒にいたというのがよくわかる。

当たり前のように戦国時代にも一緒についてきてくれて、当たり前のように命をかけて守ってくれるし、当たり前のように神子の代わりに死ぬ覚悟もしてくれる。なんでもない顔をしてすごいことをしている。自分も与えられてる?と驚いていたけど、七緒がしたことと同じことを大和だってしている、救われているよ。

七緒の大和への距離感も大好きなんだよね、幼なじみ物として最高。

大和と接する時に、距離ちか!って言われる物理的な距離感もすき。スキンシップが何気に多いのもすき。それに対して距離感おかしい?というところもすき。大和ルートは「距離」を描いているのが感じられていい。最初から最後まで。

ルート中もなにか特別なことをいうこともなく、特別なことをするわけでもなく、大和をただ受け入れて、見ているだけだった。それが大和の居場所を作ってると本人は自覚なくずっと昔から。ルート初期にまだ不安定だった大和を見ても(荒れてるなぁ)と思うだけだったのがいい。本当に見たまんまの大和をそのまま受け入れて、それだけ。評価をつけることもなく見たまんまを受け入れるだけ。

そんな2人にとって、ただ隣にいる、というのはとても大切なことなんだと思う。他の誰よりも。2人の関係性が恋人になっても変わらないスタンスなのがいい。

 

と、キャラ設定と関係性が最高なのでこの時点で大和は最萌えなんだけど、そこからさらに最高!人生!と思うのはルートが好みの詰め合わせだったから。ルートの起承転結、全てがすきでここまで全部好み!というのは珍しい。相性が本当によかった、嬉しい、だいすき、happy。

 

まず、離れ離れにさせられるイベント。

私は、届く距離にいるのに触れられない みたいなシチュ(やポエム)が好きなので、刀の呪いイベントはクリティカルヒットイベントでした。

乙女ゲームにおける拒絶も好きなので、大和の苦しい拒絶もすごく好き。

そしてそして、ヒロインの方が寂しくなって会いたくなって追いかけるのが、ほんとうに大好き!

呪いの刀イベントは、私に萌えの3連鎖をくれました。最高!

拒絶でお互いつらいのも切なかったし、こっそり助けてくれる大和も声だけで大和だとわかる七緒も、手が届かない距離で話す2人も、そこで大和が話してくれた内容も大好き。

それから、2人がまた触れ合えるようになった時にドバドバ泣いた。ドバドバ泣いてたら大和が「だっさ、泣いてんの?」というたのでシンクロ5000000%キメた。

ここ本当に大好き。言葉を発さないままかけよって抱きしめて「遠くない」ていうのがすき。普段素直になれずにごまかす大和が、気持ちを隠せなくなって嬉しさ我慢しなくて、涙がじわじわでました。

大和がここまで感情を丸裸にしたのは、ルート中ここだけだったと思うんだよね。後半嬉しそうにしてるところもあったけど。

それほど大和にとって七緒の隣にいられないというのは大きなことだったんだと思う。今までずっと居場所にしていたのに引き剥がされて、不安がとけて心から安堵している姿に、私の心もとけました。絶対にもうひとりぼっちにはさせへんで!!!

 

そして、テーマが帰る場所になっているので「おかえり」と「ただいま」があること。

私これにめちゃくちゃ弱い。高木ゲーで育った高木チルドレンでただいまに弱くないオタクおらん。「ただいま」が何度もあってそのたびに心がじわじわした。

最終的なエンドも常に一緒にいるわけではない距離感がすき。「隣にいる」が「帰る場所になる」に変化したのもいい。この変化の描き方がうまいのがまた素晴らしい。

私は物語の〆方をかなり重要視しているオタクなんだけど、最後の〆言葉が「ただいま」なの理想と好みすぎて倒れてしまったし100000000点!とひれ伏すしかなかった。私が乙女ゲームつくっても絶対「ただいま」でしめるとおもうもんね、理想すぎる。

ここまでヒットを出しまくっているのにサヨナラホームランも決められてしまってとてもいい気持ちで終えることができた。

 

そして、ルートだけじゃなく大和が人生の男だと思ったのは、自分だけで自分の道を拓ける男だったから。ヒロインがいなくても真っ直ぐ進める男だから。

呪いの刀も、父との確執も、大和が大和自身の力で乗り越えたのがすごくすき。

ヒロインのカウンセリングがあるわけでもなく、己の心と向き合って1人修行を重ねて、自分自身で乗り越えたのが最高だった。

そして、これからの自分の居場所をヒロインに相談することもなく、ヒロインの選択を気にするわけでもなく、自分で決めたのが本当にいい

 

大和が特別な男になった瞬間は、七緒がどうするかを七緒に任せたとき。

ここで大和が一緒にいてほしいと言ったら、私の特別にはならなかったです。

呪いの刀イベントが終わってまた触れられるようになったとき、あれほど安堵していた大和。七緒の隣にいることに一番執着してもおかしくない人なのに。

それなのに「だから、どこにいてもいいよ」と言われて、ヒロインに影響されないヒロインがいなくても自分の足で立っていられる男が好きな私は完敗しました。

まあもちろん私が選ぶ未来は、大和との未来なんですけどね!いくら心の拠り所にしてくれてるからって居場所にしてくれてるからって、大和の隣にいられないなんて嫌だし、ひとりぼっちになんて絶対にしない!

七緒の言葉で言うなら、笑えば肩がぶつかって、手を伸ばせばすぐ届く。ずっと昔から当たり前だった大和の隣にいたいよ。

離れて大和の幸せを願うだけじゃ足りないよ、やっぱり1番隣で見ていたし、いろんな話もききたいし。これは恋。

 

 

大和は、私の大すきを詰め合わせた特別な男の子です。見た目も声もすきで、幼なじみでもあるし、自分の目標まで努力続けてそれを達成するまでヒロインを待たせる子でもあるし、傷ついた瞳をしている獰猛なものを飼っている子でもある、ツンツン憎まれ口叩いてるけど言葉とは裏腹にとても大切にしてくれる子でもあるし、まだ青いけど自己評価正当な将来有望な子でもあるし、魂が美しいストイックな子でもあるし、ヒロインがいなくても生きていける心の強さがあるけど、ヒロインといると息がしやすくなる感じの子でもある。私の好きなタイプをてんこもりにしてる。すきにならないわけがない。

 

私の好きがたくさん詰まった宝箱みたいなルートでした。ひとつずつ取り出して思い返すほど幸せな気持ちになります。こういう気持ちになる人とルートに出会えることは多くはないので、とても幸せです。

プレイできてよかったです、ありがとう!