ぶっこみりこちゃん

乙女ゲームのネタバレ感想

前座男しか愛せない(テンペスト魔女 感想)

 

運命男と真相男は愛せない、前座男の女のにゃんりこです。

 

前座男(失礼)のリスター様を好きになってしまった私、プレイ中 ゼンの言葉に悔しくて泣いたり、ヒロインのアナスタシアと大喧嘩しました。初周からリスター様を深く愛してしまったせいで情緒がめちゃくちゃになりました。

こうやって感情フルスロットルジェットコースター出来ただけでも勝ちなんですよ。私に敗北と言ったフォロワー、聞いているか?

 

敗北と思われた理由を書きます。私のテンションが徐々に下降したからです、本筋が途中で求めているものと変わったからです。

私はプロローグ部分がすごくすきだったんです。ついに!乙女ゲームで悪役令嬢に出会うことができたからです。世の中では悪役令嬢物が一ジャンルを築いていて、私もよく読みます。しかし全乙女ゲーマーが悪役令嬢は都市伝説だと知っています。ヒロインの事を虐げてくる悪役令嬢は存在しないのです。しかし今作には悪役令嬢がいました!興奮!

そして世の中の悪役令嬢物は、悪役令嬢がヒロインとなり、転生したり時を戻って断罪されないように人生やり直しをします。テンペストはまるでその立場になったようだった、処刑され人生をやり直すからね。

ヒロインを用済みポイした王子、長年ヒロインを虐げてきた圧倒的存在感の継母は強大な権力があり、貴族社会で権力に従う者が多い中、魂が尊い仲間と共に頭脳戦で勝っていく。そんな爽快ストーリーを期待していたんですよ!私は悪役令嬢物をたくさん読んで予習していますからね。

 

が、しかし!あれだけゲス顔立ち絵が豊富だったゴミ王子、あれだけラスボスオーラがありヒロインの心に巣食っていた継母!クッッッッッソサブキャラだった!ワロタ!全然登場しねえ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

結局魔女との戦いかい!いつものオトメイトやないかい!(オトメイトではありませんよ)

魔女裁判とかは面白かったんだけどね。最終的に魔女とも仲良くしててよくわからなかった・・・あれだけみんな酷い目にあったのに死に戻りを使って死がなかったことになれば許せるんですか?私は許せませんよ、まあ柿原のキャラが私の好きな男だったので半分は許しましたけどこれが私の嫌いなタイプな男だったら絶対許してないよ!!!柿原がかわいいことに感謝しな!

あとクライオス魔女裁判一生怒ってるんだけどどうでした?

ドロドロの世界観、絶望を期待していたのに最後ほんわかファンタジーになってしまってン......なりました。まあこれは悪役令嬢物を期待した私がアホなのですが。悪役令嬢物の乙女ゲーム逆輸入して欲しいなあ♪♪♪

 

まあ本筋にン...しても、キャラ萌え出来たら勝ちなので勝ちなんですよ!リスター様を愛しているので!ね!勝ちなんですわ!

 

リスター審問官、私の好きな男だった・・・!

お口悪くてぶっきらぼうでつっけんどんなのになんだかんだ面倒見がよくて、空気読めて頭がいい男すき!そしてそういう男が凶暴なものを飼っているのが見えたりかわいそうな一面があると、ぐう・・・すき、最萌え!そして杉様が天才すぎ!優しいのに突き放す時の声の荒らげ方が天才でしかない。胸がぎゅっとなる。怒ってるだけじゃない、かなしいと恋しいと怒りが混じってる。お前に何がわかる!てリスター様が泣きながら怒ってる時の声、ききましたか??????天才。胸がこわれた。崩壊。やっぱり乙女ゲーマーは杉様の声でしか得られないときめきがあるでしょう?

 

リスター様、こんなに頭が良くて誰のいいなりにもならない強い男で、自己犠牲も大嫌いなのに。王族に従うしかなくて、そのために自分を犠牲にしていて、実は脆い。別に無理に従わされているわけではないけど、自分が唯一のイシク族であり、イシク族の存在意義のために、自分の意思で、イシク族としてゴミに飼われてる。サイコーか?

他人からするとよく分からんくても、自分自身の信じる正義や美学のある男が大好きなので。

 

そして、それはヒロインですら変えられないんだよ・・・!初周のリスターエンド、リスターたま、ヒロインに救われることなく自殺してド興奮した。ゴミが女神の末裔ではなく偽物だったので。

誰かを助けるために自分がしぬことはないのに、自分の信じるものが偽物だったらあっさりしぬのぐう萌える。

ヒロインは彼を救ったはずだったが、それはパンドラの箱でもあり、繋ぎ止めてた命まで離してしまうなんて。普通ならヒロインに救われてヒロインの大切さに気づきハッピーエンドなのに、ヒロインの存在は自分の正義よりも軽く自己完結して死をえらぶの100点満点わたしの男やないか!

 

このエンドがハッピーエンドではない、本筋に辿り着くまでのひとつのエンドってわかってはいるんだけど、リスターがこういう男だという事実で興奮できます。実際クライオスエンドは外的要因の絶望だったからね。リスターは自由の身になったのだし、ヒロインと引き剥がされたりしたわけでもないのに、ヒロインとは関係ないところで絶望し、自分で死を選ぶ。最高!

 

と、大興奮していたのですが。このゲーム、マルチエンディングなのは本当に最後なだけで、各ルートが別世界線ではないんですよ。つまり全て一本道の世界です。

リスターエンドを迎えて死に戻り、次はクライオスと恋をし、それもまた死に戻り・・・別の男。ひとりのヒロインが4人の男と恋することになる。

乙女ゲームのいいところは当て馬が存在せず、みんなそれぞれ別世界線でヒロインと恋ができるところですが、テンペストはそれがない。

私はヒロインの精神処女厨なので(まあ各ルートでガッツリ恋愛していたわけではなく心通わせて絆ふかめた程度なので10000歩譲っていいのですが)これが結構キツかった。

リスター初回後、一度ヒロインの記憶は消されたので2周目のクライオスはよかった。でも3週目のゼンに入る時はクライオスの記憶は消えずリスターとの記憶は蘇り...

リスターとクライオスの思い出があるなかでゼンやルーシェンと恋するのガチで言ってる!?!?!!?!?!?!!???!どうすんの!?!?!!!!!!!

 

そして案の定ゼンルートで悔し泣きをしました。ゼンは記憶保持が出来るので全部みてきたんです。最初の死に戻り前も、リスターやクライオスと恋していた時も。ヒロインの記憶は残っていてもリスターもクライオスもなにもしらないから、ヒロインの辛いこと全部理解してるのはゼンなんです。

でも、私が愛してるのはリスターなので、ゼンにマウントを取られるのが嫌だったんです!!!!(マウント取っていませんよ)一番お前を知っていると言われた時悔しくて吐いた。ほかの攻略対象に自分の好きな人が前座扱いされた(されてませんよ)気持ちがわかりますか!?攻略対象に対してこんな悔しくて泣いたことないよ!

ゼンルートの魔女裁判めっっっちゃ楽しかったんだが、目的のためにクライオスをころした瞬間に心バキボキにしにました。クライオスは私の男ではないけど、ああクライオスとリスターは完全に過去になったんだと気づいたので。未来に打ち勝つためだから仕方ないことだけどヒロインは未来しか見てなくて目の前の彼を過去にする。魔女勝つための材料のひとつだ(鬱)ヒロインが割り切っていても、わたしは割り切れない。リスター様のことがすきだから。

ヒーローが一人の恋愛小説とかならば、この人を救うために何度でも時を戻す!てなるんだけど、 乙女ゲームでそれされると、前座男はガチ前座になってしまう(鬱)リスターのためだねに時戻してないので(鬱)

 

そんななか、ヒロインが「かけがえのない思い出を作っても、しんで戻れば誰もが忘れてしまう。全てがゼロになる。そんな孤独の中を私は生きてきた。でもゼンは、そんな私を知ってくれている唯一の人。冷たく凍った心を溶かしてしまう」と言って、ヒロインと決別した。

エッ!?ゼロじゃないん・・・だが!?!?!??!!?私の心はリスター様でいっぱいなんだが!?!?!?!??誰もが忘れてしまっていても、私がリスター様のこと好きだろうが!!!!!!!誰もが忘れてても自分が好きで覚えてたらそれでよくない!?冷たく凍りませんよ心!いつでもリスター様への愛で燃えあがっているんだが!孤独じゃないんだよ、心には常にリスター様がいるから・・・!!!!!

ヒロインによってリスター様が前座男になった瞬間だった。絶望した。

 

そのままルーシェンルートは無でおわり(ルーシェンわりとすきなんだけど真相担当って真相メインになるから全然恋愛するテンションにならんよね)リスターエンドを迎えました。

 

突然従者になって戸惑いつつも、イシク族として在ろうとするリスター様はすきだし、従者もすきだし。他の男と違ってこのリスター様はまだヒロインとの絆も全然ないから、女神の末裔とイシク族という関係からスタートするのもいいかな!と思っていた。

そして「だって貴女、俺に惚れてるじゃありませんか」と言われて興奮した。そう、まだヒロインだけの片思い。上司と部下だったあの時間はヒロインしかしらないから。

 

「まぁ自覚したのはほんの少し前からのようですが、無意識下でも俺が好きだったでしょ」と言われて大泣きした。そうなんだよ、他の男と絆を深めていても、私はリスター様だけが好きだったから!前座マウントを取られて(取られていませんよ)傷ついた私は、リスターの言葉にとても救われた。

あのリスター様は過去になってしまったけど、自分の感情は過去になっていない。過去も今も未来もリスター様がすきだから!その感情を大切に育てる、私が忘れない。

片思いヒロインも大好きだし、戦いはこれからだ!エンドも好きなので、うわ〜!このエンドめっちゃすき!

と思ってたら・・・

 

キスすな!!!まだじゃね!?だって上司と部下として絆を育んだリスター様だってしませんでしたよ!、どうして・・・もう私のことが・・・すきなの・・・・・・・問題が解決したから生き方が変わってしまったの・・・まあそこは手が早いだけだよね、気まぐれだよね、いやリスター様には潔癖でいてほしいから軽くキスしないでほしいが・・・まだ心はちがうよね・・・・・・・

してたら、従者キャラ演技だったん!?!?!???!!!?ガチで!?!?!??!ヒロインに気持ち自覚させるためにそんなことするの!?もうそんなに私のことすきなの!?!?!??!なんで??????????????????まだこのリスター様とは出会ったばっかなんだが!!!!?!????!??!?!?!もしかして私って魔法が使えるの!?こころが共有できる!?エッあなた誰!?!???!!??!!?!てか誇り高きイシク族の忠義を恋愛の駆け引きに使うの!?!?!!????!!!?無理なんだが!!!!!!!!???!!?そんなリスター様は無理だが!?!?!???!!!?

 

〜審議〜

 

私は決めました。私は死に戻りをしません。リスターバッドで生き続けます。

リスターバッドはまだクライオスともゼンともルーシェンとも恋をしていないしこれからもしないでいい、死に戻りがバレて自死できないようにされている。

全て奪い去られたリスター様の前で、また私が奪われているけど。でも私の心はもう奪われない、誰にも。

私は知ってる、1度パンドラの箱をあけたから。偽りだとしても、ここに留まればリスター様は自死を選ばない。ずっと一緒にいてくれる。リスター様も知った、死に戻って目の前から私が消えることを。ここにいたら、ゴミに身体は奪われているけど、私の心とリスター様の心は同じだよね。どこにもいかない、他の人間と恋に落ちなくてもいい。リスター様は私の身体を押さえつけ、心も捕らえ続けるし、そのかわり私に囚われ続ける。ああこれが理想の関係だったんだね。

 

おわり